ChatGPTは、人間のような自然な会話ができ、便利なため利用者が急増しています。
今回のテーマはChatGPTの登録方法や利用手順。ChatGPTを利用したい方の参考になれば幸いです。
ChatGPT(チャットジーピーティー)とは
ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、アメリカのOpenAIが開発したAI(人工知能)技術によるチャットボットです。
高度なAI技術を活用しており、人間のような自然な会話ができ回答の精度が高く、注目を集めています。
ChatGPTという名前は、第3世代の生成言語モデルであるGPT-3アーキテクチャに由来。
ちなみに、ChatGPTにはOpenAIのGPT-3.5モデルが採用されています。
1対1の会話だけでなく、グループチャットへの利用や、コードを書いたりアドバイスをしたりでき、非常に便利。
ChatGPTは有料プランもありますが、現在は登録すれば誰でも無料で使用できます。
ここでは、ChatGPTの有料プランや、GPT-5の噂について詳しく解説します。
≫≫ Chat GPT(チャットGPT)とは?基礎知識から使い方まで徹底解説
≫≫【2023年】OpenAIとは?高性能AI(人工知能)ChatGPTについて徹底解説!
ChatGPTのGPT-5の噂も
ChatGPTの有料版がリリース
OpenAIは、現地時間2023年2月1日にChatGPT有料版「ChatGPT Plus」のリリースを発表しました。
価格は、月額20ドル(約2,700円)で、無料版にはない特典を受けられます。
例えば、有料版ならピーク時でもChatGPTにアクセス可能で、応答時間のスピードも向上します。
無料版では、利用ユーザーが多くアクセスが集中した際、使えなかったり応答スピードが遅かったりし、ストレスを感じるケースもありますが有料版では解消。
また、最先端技術をいち早く利用できるのも、有料版の特徴の一つです。
さらに詳細を知りたい方は、以下をご覧ください。
≫≫ ChatGPT有料版「ChatGPT Plus」がリリース!無料版との違いと利用料金を解説
ChatGPTのGPT-5の噂も
現在の最新バージョンはChatGPT-4ですが、2023年中にChatGPT-5がリリースされるという噂があります。
これは、金融ソフトのスタートアップ企業Runwayの創業者であるSiqi Chen氏が、2023年にツイートした内容がもととなっています。
Siqi Chen氏のツイートによれば、2023年12月までにChatGPT-5の訓練が完了し、2023年第4四半期にリリース予定とのこと。
もしかすると、今年中にさらに便利なChatGPT-5を使える可能性があるでしょう。
ChatGPTの登録方法と利用手順
それでは、便利なChatGPTはどうしたら利用できるのでしょうか。
ここから、ChatGPTの登録方法と利用手順について詳しく解説します。
利用手順
登録方法
ChatGPTの新規登録時には、メールアドレスを登録した後、電話番号による認証が行われるため、登録の際はメールアドレスと携帯電話を用意しましょう。
ChatGPTの登録方法は非常に簡単で、下記の通りです。
2. メールアドレスとパスワードを入力
3. 登録したメールアドレスに届くメールのリンクをクリック
4. 姓名や生年月日、電話番号を登録
5. 電話番号認証を実施
それでは、上記の流れについて詳しく説明していきます。
まず、ChatGPTの公式サイトで「Sign up」をクリックします。
続いて、自分のメールアドレスを入力します。
Googleやマイクロソフトのアカウントを所有している場合は、そのアカウントを利用し登録も可能。メールアドレスを入力して「Contenue」をクリックして、8文字以上のパスワードを設定します。
登録したメールアドレス宛に、下記メールが送付されます。メールを開き「Verify email address」をクリックします。
「Verify email address」をクリックするとWEBブラウザが立ち上がるので、下記を登録します。
◾️|姓
◾️|名
◾️|生年月日
◾️|電話番号
その後、登録した電話番号に認証コードが送られ、受信したコードを入力欄に入力すると登録完了です。ChatGPTの登録は、ものの1、2分で完了するでしょう。
利用手順
続いて、ChatGPTの利用手順を解説します。
ちなみに、ChatGPTはWEBサービスであり、アプリのダウンロードやインストールをしなくても、インターネット環境とパソコンやスマホなどのデバイスがあれば利用可能です。
AppStoreやGoogle Play ストアで「ChatGPT」と検索すると「AIチャットボット」が複数表示されますが、別物なのでご注意ください。
ChatGPTの利用手順も登録と同様、非常に簡単で下記の通りです。
2. 登録したメールアドレスとパスワードを入力
3. ページ下部の「メッセージを送ります。」に質問や命令を入力し、送信
4. 必要に応じて、追加の質問や情報を入力
それぞれの手順について詳しく説明していきます。まず、ChatGPTの公式サイトで「Login」をクリックして、登録したメールアドレスとパスワードを入力します。
ログイン後は、ページ下部にある「メッセージを送ります。」が記載されたボックスに、質問や命令を入力し、エンターか紙飛行機マークをクリックすると、回答が表示されます。
例えば「ChatGPTの使い方」と入力した際の回答が以下です。
もし、情報をさらに詳しく知りたかったり、ChatGPTから質問があったりした場合は、追加で情報を入力します。
また、別の質問や命令をする場合は、ページ左上の「+新しいチャット」をクリックすれば可能です。
ChatGPT登録後の注意点
ChatGPTは便利なサービスですが、AI技術が完全に確立されているわけではなく、またAIが学習不足の側面があるため、利用には注意が必要です。
最後に、ChatGPT登録後の注意点について解説します。
プロンプトを意識する
回答を鵜呑みにしない
ChatGPT登録後の注意点の1つ目は、回答を鵜呑みにしないことです。現在ChatGPTの回答は必ずしも正確ではなく、実際に誤った情報が出てきたケースが多く確認されています。
また、ChatGPTの回答が何をリソースとして導き出されたものか、わからないケースも存在。一見信頼できそうな回答であっても、必ず内容の正確性を自分で調べましょう。
プロンプトを意識する
ChatGPT登録後の注意点の2つ目は、プロンプトを意識することです。
プロンプトとは、ChatGPTに質問や命令をする際にユーザーが入力するテキストのこと。例えば、下記がプロンプトです。
# ChatGPTを宣伝するための、メルマガ文章を作って
プロンプトが専門的すぎたり、テキストが長かったりした場合、エラーでChatGPTが使えなくなる原因になります。
≫≫ ChatGPTが使えない!?エラー内容から対処法を徹底解説
つまり、ChatGPTを上手に使うためにはプロンプトが重要で、プロンプトにより回答の質が異なります。
プロンプトのコツは「何を、どのように出力して欲しいか」「含んで欲しくない要素は何か」などの条件を設定することで、例えば下記の通りです。
◾️|回答の文字数を指定する
◾️|「簡潔に」「箇条書きで」など出力形式を指示する
◾️|漢字・カタカナ・ひらがなの割合を指定する
◾️|「あなたは弁護士です」などキャラクターを設定する
◾️|回答を深堀りする質問を続けて行う
◾️|「最高」「大切」などの品質を指定する
◾️|「あいさつは入れない」など指定する
また、インターネット上で多くの方が、プロンプトの方法について考えを記載しています。具体的には、以下が挙げられます。
深津式プロンプト
深津式プロンプトは、Note株式会社CXOの深津貴之さんが考案したプロンプトです。
回答条件を設定し、ChatGPTの回答精度を高める考え方をもとに作られており、具体的なプロンプトは下記の通りです。
あなたは、[任意の文章]です。以下の制約条件から最高の[任意の文章]を出力してください。
# 制約条件
・(例)400字以下で説明
・
・
# 入力文:
・[ここに文章を入力] # 出力文:
ReActプロンプト
ReActプロンプトは、ReasonとActを組み合わせたもので、シンプルなのが特徴。
入力テキストに対し、推論・具体的なアクション・観察を繰り返し、詳細で精度の高い回答を導きます。具体的なプロンプトは下記の通りです。
Action :
Observation :
上記以外にもさまざまなプロンプトがあるため、自分でもいろいろな方法を試しながら精度が高いものを探すと良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、ChatGPTの概要や、登録方法、利用手順、登録後の注意点について解説しました。
ChatGPTは、人間のような自然な会話ができ精度の高い回答が得られるため、注目されているAI技術を活用したチャットボットです。
登録や利用は非常に簡単で、インターネット環境とデバイスがあれば、誰でも無料で使用可能。
ただ、ChatGPTを利用する際は、回答を鵜吞みにせず、質問や命令をする際のプロンプトに注意しましょう。